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コリン作動薬

作用がアセチルコリンと類似する薬物は,コリン作用薬と総称される。その作用機序によって,コリン受容体作用薬及びコリンエステラーゼ阻害剤という二つの種類に分類することができる。 コリン受容体作用薬は直接にコリン受容体と結合することができ,その作用はアセチルコリンと類似する。
アセチルコリンはコリン作動性神経伝達物質であり,Mコリン受容体とNコリン受容体に作用することができる。Mコリン受容体に作用する時に,心臓障害、血管の拡張、内臓と平滑筋の収縮、括約筋の弛緩及び腺の分泌の増加等の症状を呈し,これらの作用はM様作用と呼ばされる。Nコリン受容体に作用する時に,神経節の興奮、骨格筋の収縮という症状を呈し,これらの作用はN様作用と呼ばされる。
 アセチルコリンの化学的性質は不安定であるため,体内で速やかにコリンエステラーゼで加水分解されてその効果を失い,かつその作用が広く,選択性が少なく,そのため臨床的価値を備えない。化学構造がアセチルコリンと類似するある化合物は,化学的性質が安定であり,選択性が多く,一定の臨床用途を有する。




















  • Structure:
  • Chemical Name:ANISODINE
  • CAS:
  • MF:C17H21NO5