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ガム基剤

チューインガム基礎剤はチューインガムに発泡性、可塑性、耐噛み込み性を備えさせる物質である。一般的に水と脂肪に溶けない高分子ゴム状物質例えば天然ゴム、合成ゴム等を主とし,また軟化剤、充填剤、酸化防止剤及び可塑剤等を添加して構成される。 チューインガム基礎剤は植物から抽出された炭水化物ガム、ダマールガム,石油から抽出されたパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス,羊の毛から抽出されたラノリン等の天然材料及び化学的に合成されたポリ酢酸ビニル、スチレンブタジエンゴム等の高分子合成材料を含む。食品添加物としてバブルガム、チューインガム等のチューインガムに添加してそれに発泡性、可塑性、耐噛み込み性等の性質を備えさせる。国際で使用されているチューインガム基礎剤は30種以上あり,そのうちポリ酢酸ビニルは最も普通であり,それはよく他の基礎材料と合わせて使用する。中国で使用が許可されるチューインガム基礎基はパラフィンワックス、ポリ酢酸ビニル、グリセリンロジンレジン、重合スチレンブタジエンゴム等を有し,そのうちパラフィンワックスの最大使用量は50g/kgであり,かつ食品包装材料として用いられてその製品に防湿性、撥油性と撥水性を備えさせる。ポリ酢酸ビニルは人工的に合成され,コストが低いチューインガムの主な基礎材料であり,その最大使用量は60g/kgであり,冷たくなって硬くなり,ヒトの唾液に接触すると柔らかになるという欠点があり,その欠点を克服するために約5%のポリブチレンを添加することができる;グリセリンロジンレジンは膜の強度を向上させ,かつ天然樹脂の食感を有し,その使用量はチューインガムの約10%である;重合スチレンブタジエンゴムの使用量は正常な生産に必要な量である。これらのチューインガム基礎剤は噛まされるだけで,人体に入らなく,かつ水と脂肪に溶けないため,体内に吸収されることができず,毒性作用もない。 チューインガム(チューインガム、バブルガム)はガム基、糖、香料等によって構成され,ガム基はチューインガムの20%~30%を占める。本世紀の初期,ほとんどのガム基はチクル(Chicle)の天然の木のラテックスから得られ,チューインガムの普及とともに,この種類の物質は供給不足になり,そのためそれと類似するラテックスを使用する。その後,合成物質を使いはじめる。ガム基は必ず不活性と不溶性を有し,かつ唾液に溶解しにくい物質である。またガム基の成分は非常に複雑であり,天然ゴム、合成ゴム、樹脂、ワックス系、乳化剤、軟化剤、ゲル化剤、酸化防止剤、防腐剤、充填剤及び色素、レーキ、フレーバー等を含む。バブルガム、軟質バブルガム、軟質バブルガム、酸っぱい軟質バブルガム、無糖バブルガム、チューインガム、酸っぱいチューインガム、無糖チューインガム等はガム基の製造に用いることができ,かつメーカーのニーズに応じて,対応するガム基を製造することもできる。