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アンチショック血管作動薬

ショックは心、脳、腎臓等及び組織の毛細管の灌流不足を主な特徴として,かつこれにより細胞の代謝障害と機能障害、及び微小循環障害を引き起こす総合的な疾患である。ショックの治療過程において,血管作用薬は重要な地位を占める。抗血管作動薬は臨床応用で血管拡張薬及び血管収縮薬という二つの種類に分類することができる。血管拡張薬はα-受容体遮断薬、β-受容体作動薬、ドーパミン受容体活性薬を有し,そのうちα-受容体遮断薬はフェントラミン、フェノキシベンザ、大量投与型アトロピン及びアニソダミンを含む。β-受容体作動薬は,テルブタリン、ピルブテロールを含む。ドーパミン受容体活性薬は,ドーパミンを含む。また,血管拡張薬はさらにグルココルチコイド、ニトロプルシドナトリウム、カルシウム拮抗薬等を有する。
血管収縮薬は主に小動脈の拡張により引き起こした低インピーダンスのショックの治療に用いられる。この種類の薬物はα-受容体作動薬を有し,例えばノルエピネフリン、メタラミノール、フェニレフリン、メトキサミン等。また,血管収縮薬はさらにポリペプチド系血管収縮薬を有し,例えばバソプレシン、エティフェルミン等。