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固結防止剤

固化防止剤はアンチブロッキング剤とも呼ばされ,粉状又は晶形食品(例えば小麦粉、米粉と塩等)の凝集、ブロッキングを防止し,それに自由に流れる状態を保持させる食品添加物である。固化防止剤は粒子が細かく(2~9μ),表面積が大きく(310~ 675m2/g),比容積が高い(80~465kg/m3)等の特点を有し,食品中の水分を吸着しやすい。ある固化防止剤は微細な孔を有する多孔質構造を備え,その高空隙率を利用してブロッキングを引き起こす水分を吸着し,食品の凝集、ブロッキングを防止する。 現在中国で使用が許可される固化防止剤は以下の5種類を有する:フェロシアン化カリウム、アルミノケイ酸ナトリウム、リン酸三カルシウム、二酸化ケイ素と微結晶性セルロース。 固化防止剤の種類が多く,中国で使用が許可される5種類の固化防止剤のほかに,国外で使用が許可される固化防止剤はケイ酸アルミニウム、アルミノケイ酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、ステアリン酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、カオリン、タルク及びフェロシアン化ナトリウム等を含む。それらはスクロース粉末、ブドウ糖粉末、粉ミルク等の乳製品のブロッキングを防止するために用いられる。また単独で使用し又は他の固化防止剤と合わせて使用することができ,使用過程でデンプンを含有しないことを保証する必要がある。それらはアンチブロッキング効果を有し,また他の効果を有し,例えばケイ酸カルシウムとカオリンはさらに濾過を補助する効果を有し,ステアリン酸カルシウムとステアリン酸マグネシウムは乳化効果を有する。それにフェロシアン化物のADI値に対して一定の限定があり,しかしその他の品種の安全性はいずれも高く,それらのADI値に対して限定がなく,ニーズに応じてそれらを適切に発展させる可能性がある。日本はD-マンニトールをチューインガムとキャラメル系製品の粘着防止剤とするという規定がある。中国で使用が許可される固化防止剤は現在フェロシアン化カリウム[K4Fe(CN)6•3H2O]のみを有し,食用塩のブロッキングを防止するために用いられ,その許可される最大使用量は0.005mg/kgであり,(フェロシアンイオンで計算する)。そのADI値は0~0.25mg/kgである。食用塩を長距離に輸送し又は貯蔵することに必要な食品添加物である。