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塩基性染料

アルカリ性染料は塩基性染料とも呼ばされ,芳香族塩基と酸(有機酸、無機酸)によって生成される塩であり,即ち有色の有機塩基の塩類である。その塩基性基は一般的にアミノ基であり,塩になった後に—NH2•HCl塩基であり,水に溶解して色素カチオンと酸アニオンに分解する。そのためカチオン染料とも呼ばされる。
1856年H.W.perkinは世界初の合成染料のメチルバイオレットを合成し,アルカリ性染料に属する。そして塩基性フクシン(C.I.ベーシックバイオレット14)、ベーシックブルー(C.Iベーシックブルー9)、クリスタルバイオレット(C.Iベーシックバイオレット3)、マラカイトグリーン(C.ベーシックグリーン4)及びローダミン(C.ベーシックバイオレット10)等の多くの品種は相次いて現れる。アルカリ性染料の化学構造のタイプはジアリールメタン、トリアリールメタン、アゾ系及び含窒素複素環化合物(例えばキサンテン、オキサジンとチアジン等)を有する。
アルカリ性染料は親水基が少ないため,水に溶解しにくい。溶解時にまずアルコール又は酢酸で溶解し,そして水で希釈する。アルカリ性染料は温度に敏感であり,溶解と希釈及び染浴の温度が高すぎないほうがよい。アルカリ性染料は表面が負の電荷を持つレザーとの間で親和性を有するため,植物タンニングレザーの染色に適用する。アルカリ性染料は主にアニオンを持つレザー(植物タンニングレザー)の染色に用いられ,その結合力が強い。アルカリ性染料の耐光性が悪いためカチオンを持つクロムタンニングレザーにほとんど応用しない。
アルカリ性染料は有機塩基の塩類であり,溶媒で色素カチオンと酸アニオンに分解し,そのため塩基性染料とも呼ばされる。その分子構造中で一般的に一級アミン、二級アミン、三級アミン又は含窒素複素環を含有するため,酸浴で弱カチオン性を呈する。
アルカリ性染料は着色力が強く、色が鮮やかである。しかしこの種類の染料は耐光性、洗濯堅牢度が悪い。現在繊維の着色にほとんど使用されない。アルカリ性染料は主に紙、リボン及び生体材料等の着色に用いられる。クリスタルバイオレット、ローダミン及びオキサジン類等の染料はさらに熱染料、感受性色素と色素レーザー等に用いることができる。











































































  • Chemical Name:Aizen
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