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農薬殺菌剤

農薬殺菌剤は植物に被害を与える真菌、細菌等の病原体を殺し又は抑制できる一種の農薬である。この種類の農薬は植物の成長に被害を与える真菌、細菌に対して毒殺、殺害又は抑制作用を有し,それに胞子と菌糸体の発育に抑制作用を有し,それと同時に植物の正常な成長に影響を及ばさない。殺菌剤を利用して植物病害を防除することができる。 最初に発見されかつ植物病害の防除に用いられた農薬殺菌剤は主に化学元素、天然物と無機化合物である。早ければ纪元前1000年,硫黄が病気を予防できるということは発見される。纪元前470年オリーブ浸出液で疫病を防除し又は酒とサイプレスの葉との混合物でコムギ種子を浸漬して植物の病気を防除するということがあった。1705年塩化第二水銀は先に木材防腐剤として用いられ,そしてコムギなまぐさ黒穂病の防除に用いられる。1824年硫黄がモモのうどんこ病を効果的に治療することは発見されて硫黄は徐々に植物の病気の防除に広く用いられ,そして1880年アメリカは石灰硫黄合剤でブドウのうどんこ病をスムーズに治療し,それから石灰硫黄合剤を利用して植物の病気を防除するという新しい時代に入った。種子伝染性病害を防除するために1761年始めて硫酸銅を利用してコムギ種子を処理し,1882年フランスの科学者ミラルデ(P.M .A.Millardet)はボルドー液がブドウのべと病を効果的に防除するということが発見され,これによりボルドー液の殺菌剤における地位を確立し,今まで広く応用されている。 18世紀末から19世紀50年代,人間は銅、水銀製剤の代替品を求めるために,有機殺菌剤への研究に取り組んでいた。そのうち影響が最も大きなのは1934年チズデール(W.H.Tisdale)によって発表されたジチオカルバミン酸誘導体が殺菌作用を有することである。この発見は,有機化合物を農薬殺菌剤とする新時代を開いた。ジラム、フェルバム、チラムが殺菌活性を有することは発見された後に,1935年デュポン社はさらにダイソン類におけるナトリウムダイソンが殺菌活性を有することが発見され、1943年ナトリウムダイソンを始めて生産した。60年代後,ジチオカルバミン酸塩系殺菌剤は徐々に発展して世界で生成量が最も多い一種の殺菌剤である。 新中国建国初期から70年代まで,この時期の殺菌剤は水銀製剤を主とする。70年代末から水銀製剤のかわりに,チオファネートメチル、カルベンダジム等の農薬殺菌剤を始めて応用し,複数の農作物の病気を防除する。この時農薬の使用量は一般的に少なく,殺虫剤の1ムー(1ムー=約666.7平方メートル)当たりの使用量は20~100ミリリットルで,殺菌剤の1ムー当たりの使用量は約30~100グラムであり,全市の年間の農薬の使用量は約1 500~2000トンである。