4-アミノメチルベンゼンスルホンアミド

危険有害性情報のコード(GHS)

• 絵表示(GHS)

  

• 注意喚起語

  Warning

• 危険有害性情報

  H302：飲み込むと有害

  H315：皮膚刺激

  H319：強い眼刺激

  H332：吸入すると有害

  H335：呼吸器への刺激のおそれ

• 注意書き

  P280：保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用するこ と。

  P305+P351+P338：眼に入った場合：水で数分間注意深く洗うこと。次にコ ンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外す こと。その後も洗浄を続けること。

  P310：ただちに医師に連絡すること。

4-アミノメチルベンゼンスルホンアミド 価格

4-アミノメチルベンゼンスルホンアミド 化学特性,用途語,生産方法

• 解説

  4-(aminomethyl)benzenesulfonamide．C7H10N2O2S(186.23)．ベンジルクロリドにアセトアミドを作用させると得られるN-アセチルベンジルアミンを，クロロスルホン酸で4-(アセチルアミノメチル)ベンゼンスルホニルクロリドとする．これにNH3を作用せたのち，加水分解して製造する．"白色の板状晶．融点151～152 ℃．冷水に約2％ 溶ける．塩酸塩はガス壊疽(そ)菌，破傷風菌，ぶどう球菌，肺炎双球菌，緑膿菌などの感染の諸疾患に抗菌剤として内用，注射および外用で使用される．LD50  ＞ 5000 mg/kg(ラット，経口·皮下)．[CAS 138-39-6]
  森北出版「化学辞典（第2版）

• 医薬用

  ホモスルファミンは，マルファニールともいう。抗菌作用があり、にきび治療薬、皮膚塗布薬などに含有。スルフォンアミド誘導体のうち，特殊な抗菌スペクトルをもつ化学療法剤である。一般のサルファ剤が無効なガス壊疽菌，悪性水腫菌，破傷風菌に有効であり，また，一般のサルファ剤と同様にグラム陽性菌，一部のグラム陰性桿菌 (大腸菌，赤痢菌など) に抗菌作用を示す。一般のサルファ剤と異なり，パラアミノ安息香酸の拮抗作用を受けず，塩酸プロカイン，アミノ安息香酸エチルなどと併用しても効果が下がらない。また，血液，膿，壊死組織中でも減弱しない。局所，内服，注射などで用いる。体外排出は急速で，作用の持続は短く，蓄積性は低いので，副作用は少いが，アレルギー反応，腎障害，血液障害，吐き気，嘔吐，頭痛などがみられることがある。

• 効能

  抗菌薬

• 使用

  antibacterial

• 応用例（製薬）

  p-Aminomethylbenzene sulfonamide; Sulfamylon.
  A topical agent formerly used extensively in burns, especially for its action in suppressing Ps. aeruginosa. It is rapidly absorbed through burned skin and is unusual in that it is not neutralized by p-aminobenzoic acid or by tissue exudates. Disadvantages of its use are local pain and burning, a variety of allergic reactions including erythema multiforme and its capacity to inhibit carbonic anhydrase, necessitating careful observation to detect the development of metabolic acidosis. Its metabolite, p-carboxybenzene sulfonamide, also inhibits carbonic anhydrase but has no antibacterial activity. Mafenide propionate was formerly used in ophthalmic preparations.

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