銀(II)オキシド

危険有害性情報のコード(GHS)

• 絵表示(GHS)

  

• 注意喚起語

  Danger

• 危険有害性情報

  H272：火災助長のおそれ；酸化性物質

  H314：重篤な皮膚の薬傷?眼の損傷

  H318：重篤な眼の損傷

• 注意書き

  P221：可燃物と混合を回避するために予防策をとること。

  P303+P361+P353：皮膚（または髪）に付着した場合：直ちに汚染された衣 類をすべて脱ぐこと/取り除くこと。皮膚を流水/シャワー で洗うこと。

  P305+P351+P338：眼に入った場合：水で数分間注意深く洗うこと。次にコ ンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外す こと。その後も洗浄を続けること。

  P405：施錠して保管すること。

銀(II)オキシド 価格

MSDS Information

• Silver(II) oxide

銀(II)オキシド 化学特性,用途語,生産方法

• 外観

  暗灰色～黒灰色, 粉末

• 定義

  本品は、銀(*)の酸化物であり、次の化学式で表される。
  参照表示名称：銀

• 性質

  一酸化銀は最も強い酸化剤の1つです。一酸化銀は冷水には溶けませんが、アンモニア水には溶けます。

• 溶解性

  硝酸に溶けやすく、水にほとんど溶けない。冷水に不溶。アンモニア水に可溶。濃硝酸にも溶け、これを水でうすめると再び析出する。熱硫酸には酸素を出して分解する。

• 解説

  それに対して一酸化銀は、灰黒色の粉末です。銀と (O₃) との反応のほか、硝酸銀水溶液とペルオキソ二硫酸塩である(NH₄)₂S₂O₈との反応によって生成されます。

• 用途

  分析用試薬 : 酸化剤としてマンガン(II)、クロム(III)、セリウム(III)をそれぞれマンガン(VII)、クロム(IV)、セリウム(IV)にまで酸化するとき用いる。分析で用いられる酸化剤の中では最も強い酸化剤である。

• 構造

  一酸化銀の化学式はAgOと書かれますが、銀 (II) の酸化物ではありません。X線回折の結果によると、Ag^IAg^IIIO₂のような銀 (I) と銀 (III) の混合酸化物であると考えられています。

  一酸化銀の式量は123.9で、密度は7.48g/cm³です。一酸化銀は過酸化銀とも呼ばれますが、過酸化物イオン (O₂^2-) を持っていません。

• 化粧品の成分用途

  殺菌剤

• 使用上の注意

  光によって徐々に分解する。

• 化学的特性

  grey to black powder

• 使用

  In the manufacture of silver oxide-zinc alkali batteries.

• 使用用途

  一酸化銀は、酸化剤や分析試薬等の用途に用いられます。さらに、負極に、正極に酸化銀、にアルカリ水溶液を使用した小型一次電池である酸化銀－亜鉛アルカリ電池にも利用されています。

• 純化方法

  Silver (II) oxide [1301-96-8] M 123.9, m > 1 0 0o(dec), 7.22. It is soluble in 40,000 parts of H2O, and should be protected from light. Stir it with an alkaline solution of potassium peroxysulfate (K2S2O8) at 85-90o. The black AgO is collected, washed free from sulfate with H2O made slightly alkaline and dried in air in the dark. [Hammer & Kleinberg Inorg Synth IV 12 1953.]

• 参考文献

  J.A. McMillan, J. Inorg. Nucl. Chem., 13, 28 (1960), DOI: 10.1016/0022-1902(60)80231-X.

銀(II)オキシド 上流と下流の製品情報

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