化学名:アーモンド
CAS番号.
英語名:PRUNUS AMYGDALUS DULCIS (SWEET ALMOND) SEED MEAL
CBNumberCB6964034
MW0
MOL FileMol file
别名
アーモンド
定義
解説
アーモンド,バラ科(APG分類:バラ科)の落葉高木。別名アメンドウ、ヘントウ(扁桃)、ハタンキョウ(巴旦杏)。染色体数は2n=16である。葉は長楕円(ちょうだえん)形で長さ約10センチメートル、鋸歯(きょし)があり、表面は平滑で光沢がある。花は径2~3センチメートル、花弁は基本的には5枚、雌しべ1本、雄しべ30本余り、葉の出る前に開花する。果実はモモに似るが扁平(へんぺい)で高さ数センチメートル。果肉は水分が少なく、堅いが、熟すと裂けて核を露出する。核は扁平で、堅くて割れにくい硬核種から、紙のように薄く、割れやすい軟核種まであり、核内には普通1個の仁(じん)がある。この仁がアーモンドナッツとして利用され、軟核種が果実用として栽培される。
西アジア原産で、南西・中央アジア、トルコ、シリア、カフカス、イラン、天山山脈、ヒンドゥー・クシ山脈、アフガニスタンまで広く野生種が分布し、変異は大きい。モモに似た植物で、栽培の歴史は古く、4000年以前から栽培されていた。栽培はモモよりやや暖かく、果実の発育期、とくに収穫期に乾燥する地方がよく、アメリカのカリフォルニア、スペイン、イタリア、フランス、フランス領モロッコ、ポルトガルなどで多く栽培されている。多数の品種があり、ノンパレル、ビュート、モントレーなどが知られる。いずれも自家不結実性なので、交配親和性から6群に分けられ、授粉用に他品種との混植が行われる。開花期の霜抵抗性、冬期の低温抵抗性あるいは高温抵抗性品種が望まれる。日本には明治初年に導入されたが、気候にあわず、一般には栽培化されていない。
化粧品の成分用途
利用