雷酸水銀

危険有害性情報のコード(GHS)

• 絵表示(GHS)

  

• 注意喚起語

  Danger

• 危険有害性情報

  H201：爆発物；大量爆発危険性

  H301：飲み込むと有毒

  H311：皮膚に接触すると有毒

  H331：吸入すると有毒

  H373：長期にわたる、または反復暴露により臓器の障 害のおそれ

  H410：長期的影響により水生生物に非常に強い毒性

• 注意書き

  P210：熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざ けること。－禁煙。

  P230：．．．にて湿らせておくこと。

  P240：容器を接地すること/アースをとること。

  P250：粉砕/衝撃/．．．/摩擦のような取り扱いをしないこと。

  P260：粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこ と。

  P261：粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避ける こと。

  P264：取扱い後は皮膚をよく洗うこと。

  P264：取扱い後は手や顔をよく洗うこと。

  P270：この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこ と。

  P271：屋外または換気の良い場所でのみ使用すること。

  P273：環境への放出を避けること。

  P280：保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用するこ と。

  P301+P310：飲み込んだ場合：直ちに医師に連絡すること。

  P302+P352：皮膚に付着した場合：多量の水と石鹸で洗うこと。

  P304+P340：吸入した場合：空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい 姿勢で休息させること。

  P311：医師に連絡すること。

  P312：気分が悪い時は医師に連絡すること。

  P314：気分が悪い時は、医師の診断/手当てを受けること。

  P321：特別な処置が必要である（このラベルの．．． を見よ）。

  P322：特別な処置が必要である（このラベルの．．． を見よ）。

  P330：口をすすぐこと。

  P361：汚染された衣類をすべて脱ぐこと。

  P363：汚染された衣類を再使用す場合には洗濯をすること。

  P370+P380：火災の場合：区域より退避させること。

  P372：火災の場合に爆発する危険性あり。

  P373：炎が火薬類に届いたら消火活動をしないこと。

  P391：漏出物を回収すること。

  P401：．．．に保管すること。

  P403+P233：換気の良い場所で保管すること。容器を密閉 しておくこと。

  P405：施錠して保管すること。

  P501：内容物/容器を．．．に廃棄すること。

雷酸水銀 化学特性,用途語,生産方法

• 解説

  雷酸HONCと水銀との塩。古くから知られ、爆発しやすく、雷酸水銀（Ⅱ）は雷汞(らいこう)とよばれる。
  小学館 デジタル大辞泉について　情報 | 凡例

• 用途

  起爆薬

• 製法

  雷酸水銀(Ⅱ)を製造するとき温度を低くして（45～55℃）反応させると得られる。

• 化学的特性

  Gray, crystalline powder.Soluble in alcohol, ammonium hydroxide, and hot water; slightly soluble in cold water.

• 使用

  Mercury fulminate is used as a primaryexplosive to initiate boosters.

• 一般的な説明

  A slurry or wet mass of white crystals. Contains at least 20% water or water-ethyl alcohol mixture. May explode from shock, heat, flame, or friction when dry. May explode under prolonged exposure to heat. Primary hazard is blast of an instantaneous explosion, not flying projectiles or fragments. A widely used initiating detonator for high explosives.

• 反応プロフィール

  MERCURY FULMINATE is incompatible with acetylene, ammonia, chlorine dioxide, azides, calcium (amalgam formation), sodium carbide, lithium, rubidium, copper . Contact with sulfuric acid causes explosion, [Urbanski, 1967, vol. 3, 135, 149]. Aqueous ammonia and Hg react to form an explosive solid, likely a fulminate. (Thodos, G. Amer. Inst. Chen. Engrs. J., 1964, 10, 274.).

• 危険性

  Explodes readily when dry, keep moist till use, an initiating explosive. Highly toxic.

• 健康ハザード

  Mercury fulminate is a highly toxic compound,exhibiting the toxicity symptoms ofmercury. No toxicity data are available onthis compound.

• 火災危険

  MAY EXPLODE AND THROW FRAGMENTS 1600 meters (1 MILE) OR MORE IF FIRE REACHES CARGO.

• 安全性プロファイル

  An explosive sensitive to flame, heat, impact, friction, intense radiation, or contact with sulfuric acid. Selfexplodes. Dangerously flammable; should be kept moist until used. Incompatible with sulfuric acid. When heated to decomposition it emits very toxic fumes of Hg and NOx. See also MERCURY COMPOUNDS and FULMINATES.

628-86-4, 雷酸水銀 キーワード