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性質
4チタン酸カリウムは、化学式K2O · 4TiO2、もしくはK2Ti4O9と表わされる白色の固体です。分子量は413.7、CAS番号は12056-49-4です。
融点、沸点、可燃性のデータはありません。容器内部を乾燥雰囲気にして密封し、室温で保存すると化学的に安定です。
混触危険物質は現在のところ知見はありませんが、水との接触を避けます。なお、n数の違いにより、性質が変化するため、使用時は購入した製品のSDSを確認することが大切です。
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解説
チタン酸カリウムとは、化学式K2O · nTiO2で示される合成無機化合物です。
nは1から12の整数であり、例えばnが6の場合は、K2O · 6TiO2となり「6チタン酸カリウム」と呼ばれます。
チタン酸カリウムの製造方法は、K2MoO4またはK2WO4をとして用いて合成するフラックス法や、混合原料 (TiO2、K2CO3、K2MoO4) を1,200~1,500℃で溶融、冷却し結晶化させる溶融法などがあります。
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化学的特性
White salt. Hydrolyzes in water to give
a strongly alkaline solution.
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使用
See potassium titanate fiber.
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安全性
1. 安全性
皮膚腐食性および刺激性があり、眼に対する刺激性が強いです。また、特定標的臓器として全身毒性の恐れ、単回曝露では呼吸器系への刺激の恐れがあることから、使用時は十分な注意が必要です。
現在のところ、水性環境急性、慢性有害性や、魚毒性は確認されていませんが、廃棄時は専門の業者に委託し処分を行います。消防法では非危険物であり、毒物および劇物には指定されていません。
また、不燃物であることから、火災時は消火に関する制約がほとんどありません。消火時は、他の危険物の消火条件に従って消火を行います。
2. 取り扱い方法
作業時は、作業者が物質の蒸気や粉塵を吸引しないよう、局所排気装置が設置されている作業場、もしくは換気の良い場所で作業を行います。
作業者は、適切な呼吸用保護具、防塵マスク、 保護眼鏡、保護面 (防災面) 、保護手袋、また作業内容に応じて、保護服、長靴、前掛け、アームカバーの着用が必要です。
3. チタン酸カリウム繊維
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使用用途
チタン酸カリウムは主に、耐熱性、断熱性、耐薬品性に優れている6チタン酸カリウム、8チタン酸カリウムが、工業用途として利用されています。
主な用途は、石綿の代替原料、やクラッチなどの摩擦材、エンジニアプラスティックの補強剤、フィルター、コーティング材、耐候性塗料、耐火断熱材、多層基板です。
また、造形性、精度、強度および剛性が求められている用の (成形樹脂) にも配合されています。