ペルオキシダーゼ (西洋わさび由来)

外観

凍結乾燥粉末

定義

本品は、ダイズ Glycine soja の種皮から得られる酵素であり、種々の有機化合物の酸化反応の触媒として働くものである。[Glycine max]

溶解性

水に溶ける。

解説

酵素番号 1.11.1.7。パーオキシダーゼともいう。ヘム蛋白酵素（→ヘム）の一種で，生体内に生じる過酸化水素を分解し，原子状酸素をアスコルビン酸，フェノール類などのような受容体に渡す触媒の役割を果たす。細胞顆粒のペルオキシソーム（→ミクロボディ）中に存在する。多くの植物組織に含まれており，哺乳動物では白血球中，乳汁中のものが知られる。セイヨウワサビや牛乳などから抽出，結晶化される。1分子あたり 1個のヘムを有する。過酸化水素が結合すると，赤褐色の化合物から緑色の化合物に変わる。
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用途

組織学、細胞学の分野での酵素抗体反応試薬、臨床試薬キット、POD標識抗体。

用途

ジフテリア毒素の無毒化等、細菌,毒素,異物を殺菌, 解毒, 分解。本品は多形核白血球内の顆粒に存在するペルオキシダーゼの一種である。

用途

酵素免疫測定法(EIA)における標識酵素。

化粧品の成分用途

皮膚コンディショニング剤、酸化防止剤

来源分布

動物・植物・微生物界に広く分布するが、それぞれの性質は多少異なる。セイヨウワサビにとくに多量に含まれ、古くから研究されており、狭義のペルオキシダーゼはこの酵素をさす。分子量は4万4000で、1分子当り1個のプロトヘム（プロトポルフィリンに2価の鉄がついたもの）を含む複合タンパク質で、カタラーゼと同様に鉄ポルフィリンタンパク質である。タンパク質部分とプロトヘムの鉄を銅やコバルトで置換しても酵素活性を失う。しかし、鉄だけではほとんど触媒作用を示さない。すなわち、プロトヘムはこの酵素の補欠分子族（補欠分子団）である。補欠分子族としてプロトヘムをもつものの例としては、甲状腺に存在するヨウ化物ペルオキシダーゼがあり、分子量は約10万でチロシンの生合成に関与している。このほか、牛乳から単離・結晶化されたものはラクトペルオキシダーゼともいい、分子量は約7万である。さらに、哺乳(ほにゅう)動物の肝臓、心臓や赤血球にはグルタチオンペルオキシダーゼが存在する。この酵素は分子量約2.3万のモノマーの四量体で、セレンを含有するセレノシステインを活性中心にもつ。過酸化水素や過酸化脂質の分解により、膜脂質やヘモグロビンを酸化から保護する抗酸化酵素として重要である。また、酵母にはチトクロムの酸化に関与する分子量約3.4万のチトクロムcペルオキシダーゼが存在する。

使用

lactoperoxidase is a glycoprotein with anti-microbial activity, it is used as a stabilizing ingredient to help improve formulation stability and product shelf-life. It is naturally occurring in milk.

一般的な説明

Protein G is a bacterial cell wall protein, which has high affinity for immunoglobulin G (IgG). It is isolated from group G streptococcal strains. Peroxidase from Streptococcus sp. is used to maintain the H₂O₂ homeostasis in cells. It aids the regulation of ABC Mn²⁺-permease complex (psaBCA) genes.

Biochem/physiol Actions

The transformation of industrial dyes by manganese peroxidases from Bjerkandera adusta is a manganese-independent reaction .